京の辻から

名残を惜しみ、余韻を楽しみつつ

2010-01-01から1年間の記事一覧

鐘の音

鮮やかだった黄葉も散り落ちた街路樹の姿に、季節の巡りをしみじみと感じていた今日。 師走の行事をこなしながら、いよいよ2010年も今日一日限り。 ゆっくりと振り返っている余裕もなくきたが、それでも、「私の耳は大きいか?」と振り返ったとき、いろ…

お花を立てて

「残り日少なし ペースを上げて取り組もう」 今日の運勢にこうあったのだ。何もかもお見通しのように、勝手にむちゃくちゃ言わないで。 夕飯のあと睡魔が襲う。眠気には勝てずテレビの前で小1時間夢の世界をさまよう始末。 あとはお花を立てて、内陣の飾り…

ちゃ~んと

「はやくあいたい」 ちゃ~~んと我が家にも、こうJessie直筆のメッセージが添えられたクリスマスカードが届いています。 世間のムードからはちょっと引いて、それでもホクホクの暖かな思いを楽しませてもらっています。Jessieのおかげです。 判読できる文字…

♪『聖夜』

十二月二十五日は、キリストの誕生日だと広く知られている、と言っていいのだろうか。「クリスマスの日」という認識ではなかろうなあ。 若い男生が二人、レジ待ちの列の後ろでしゃべっていた。 「つい買ってしまうな」「服が買えなくなったらヤバイ。それだ…

かるたは優れもの

やっぱり~! 「ちびまる子ちゃんのことわざかるた」もよさそうだけれど… 昨年末、「日本のことわざかるた」をJessieには送っていた。二つもいらない。 「脳によい」「学力アップ 老化も防げる?」とは、かるたのお話。 わずか4歳の子に、「ろくじゅうのてな…

この身もすす払い

東 西 2本の竹の棒で、親鸞像を安置する御影(ごえい)堂の畳927枚、本尊を安置する阿弥陀堂の畳401枚をたたいて、1年間の埃を払い出し、さらに大団扇で舞い上がった埃を外部に払い出す。 一年を無事に過ごしたことに感謝する伝統行事の「すす払い」…

年末らしく

通りすがりのご近所さんを招き入れ、延々と続くストーブの前での茶話会に、婆さまは自らお菓子の袋を捜しに行く。日常茶飯事、冬の風物詩なのだが、あまりの極楽ぶりに、寒空の下こちらの活動意欲などは下降気味だ。 もともと柔な根性だから、大きく息をつけ…

寒さもたのし…?

京都駅大階段途中にそびえる Jessieは5歳。離れて暮らし、まして電話でのやり取りだから、何が欲しいって、お菓子ばかりの注文が出る。クリスマスのプレゼント「も」含めて、大きな荷物を先日発送した。 ようやく一件落着とほっとしているが、間もなく息子…

立ち読み

貧しい本好きの少年が、毎日書店のウインドーに飾られた1冊の本をながめていた。ある日、そのページが1枚めくられていた。翌日も、その次の日も、1枚めくられていた。書店の主の計らいだった。毎日めくられていく本を少年は何ヶ月もかけて読み終えること…

Jessie、おめでとう

先日、Jessieはキンディでの生活を修了いたしました。 クリスマスホリデーを前にして、その式に臨みました。 友達や先生の手形が押されたTシャツを着て、歌いながらダンスをしたり、習ったポエムを全員で暗唱、修了証書の授与がありました。 きちんとまとま…

「ひらがな」か「アルファベット」か

発送して5-6日は届くまでに日を要する。さすが遅れると嬉しさ半減、興も冷めそうだ。 Jessieへは、本も1冊贈ろうと捜していたが、ようやく選んだのが今回はこれ。 わが子たちとも親しんだ懐かしい一冊。 それとは別に、ひらがなの練習をさせたいと言う母親…

街の彩り

親鸞聖人の血脈を継いで750年の本願寺、利休の茶の湯の伝統を400年受け継ぐ三千家、創業数100年を誇る老舗などがある。「継続こそ美なり」と、継続することに価値を見出す美意識というものがある。 千利休―小庵―宗旦―【武者小路千家・表千家・裏千家】、この…

あかあかやあかあかあかや

あかあかや あかあかあかや あかあかや あかあかあかや あかあかやの月 先日の熊野古道の道筋、湯浅の町で、行燈に明恵上人の歌が書かれていた。 現在の和歌山県金屋町で生まれた。8歳で両親を亡くしたあと、京都の高尾の神護寺に入るが、やがて、多くの僧…

みかん畑輝く熊野古道

4日、2時間ほどバスに揺られて着いたJRきのくに線の紀伊宮原駅。風の冷たさに思わず首をすくめた第1歩、万歩計をセットして上着を着込んだ。実際はもう少し薄手で間に合ったが、このへんの調節が難しい。やがてリュックにしまい込んでしまった。 前々日、2日…

準備OK

“100人に聞きました”、そうだ。 今回(11/20~23日)の京都観光に「満足」「やや満足」の回答は92%。 京都観光が初めては6%、10回以上は31%、の結果だそうで、リピーター率は高い。 「歩く街」を唱えるにしては、渋滞緩和策の周知徹底や受け入れ態勢の…

他力の風が吹いて

堺屋太一氏の書き下ろし朝刊小説「三人の二代目」が今月で終わる。 「2代目とは多くの遺産と人脈を引き継ぐと同時に、人生の重荷と選択の制約をも背負うものなのだ」と氏は言われる。 毛利輝元、上杉景勝、宇喜多秀家の3人の2代目がそれぞれ何を考え、何…

ほのかに…は好き?嫌い?

「あんたが嫌い」ではなく「AさんもよろしおすがBさんもよろしおす」 「違う」は「違うやろか」 「東京で店舗を開いてみませんか。採算は取れるはずです」と話を持ちかけられて、 「また…」・「考えさせて…」と返事をされたら、それはYesか?Noか? (Noです…

人生に風が吹く…

大きな枯葉がかさかさと音を立てて足元に舞う。北風の大掃除といったところだろうが、意思でもあるかのように赤や黄・緑の落ち葉が道路わきに寄り添い集まる。 高野川下流からの風が吹きつける枯尾花、赤くからんだ蔦紅葉。なかなかの風情だ。 こんなしみじ…

サンタさんから手紙が

イルミネーション一つとっても、街のクリスマスムードの華やかさとは縁のない日を過ごしているのを感じる。味気ない、とも言える。世の中の流れに乗り遅れているとも言えそうだ。娘からなんやら送って欲しいと頼まれていながら、面倒な気がして後回しが続い…

おかあさん

「親孝行のことが書いてある本で、死ぬまでに(と、言ってました)しておくことが、これとこれとっていうふうに書いてある本」 こう言って店員に捜してもらってる40代ぐらいの女性がいた。わかるわけないだろうと思ってそれとなく様子を窺っていると、「せ…

「進化の日」だけど・・・

理科の授業は生物も地学・化学・物理も、赤点を取らぬ程度に切り抜けてきただけあって、ろくな知識を持ち合わせない。さすがにダーウィンの顔写真は浮かんでくるが、「進化論」となるとその説明などはお手上げだ。 今日は「進化の日」とある。「種の起源」を…

冬が来る前に~

今日は二十四節気の一つ「小雪」。野山に雪がちらつき、北風で木の葉が散るようになる頃、と説明される。まだ少しの余裕は感じるが、早晩、底冷えの厳しさを味わうことになる。 平安の昔、仕切りの少ない寝殿造の住居での寒さはいかばかりだったことか。よく…

散紅葉

「今年は赤い」と耳にする。2002年に次ぐモミジの当たり年だそうだ。確かに赤い。 夏の猛暑と近頃の朝晩の冷え込みで、ピークも早め、そんな色づき具合の観光名所もある。 午前中の時間は、控える行事ごとの段取りをつけることに費やされて終わった。 このま…

足も腰もこれで

敵の襲来に備えるならイスの様式は都合がよい。すぐに立ち上がれるからだ。敵がなくなり平和になって、日本には正座(あぐら)の生活スタイルが普及していった、と言うのは本当だろうか。 痛いと感じる感覚さえ薄れたまま、立ち上がりはしたが足首からくにゃ…

龍馬追悼展 -酢屋

龍馬は慶長2年の8月末、越前藩士下山尚と面会し、松平春嶽の力で大政奉還を実現されたいと述べたという。山下尚は、その時の龍馬の風貌を「雄偉」「閑雅」「晴朗」と言う言葉で文書に書き残しているそうだ。スマートでかっこいい、品格あり上品、言葉は爽…

晩秋の温かみ

曼殊院門跡 何が災いしたか、朝から頭がぼんやりする。世も黄砂騒動、はるかな地からの飛来物で視界がモヤモヤとスッキリしない不快さがある。 昼までボーッと回復に努め、外へ出てみることにした。 観光地だらけのこの地にあって、ぶらっと向かう先は大体い…

やっぱり夢は持ち続け…

My about 2-year-long dream has come true, a month ago. Let’s keep on dreaming and work hard make our dreams come true! なんてことを、ちょっと英作文をしてみたくなった。 夢が叶って、再び新しく時間が流れ始めたわけでもないのだろうけれど、 いつ…

紅葉シーズンに

厳しい朝の冷え込みだった。午前6時で例年より5度低い3・7度とか、初霜が降りたところがあったという。 日中は久しぶりに暖かな日差しが戻り、肩の凝りもほぐれるようだった。 紅葉の季節を迎え、この中・下旬から12月初めにかけては観光客であふれか…

熊野古道は「ふるみち・触る道」

「今回のコースを歩いた人は、もう14回(全コース)歩いたも同然です」とは、添乗員さんの言葉だった。 海南市の藤白神社から有田市の紀伊宮原駅までの12.3kmを4時間10分で歩く第2回目は、 藤白坂・拝ノ峠と二つの峠を越える険しい道が続き最も難関な行程…

旅は道づれ

目覚まし時計がなかった時代、早起きが苦手な人はどうしていたのだろうか。 約束の時間に間に合わない、などということもあったのではないか。 ほのぼのと明石の浦の朝霧に 島かくれ行く船をしぞ思ふ (ほのぼのと明石の浦の朝霧のなか、島の陰に消えてゆく…