京の辻から

名残を惜しみ、余韻を楽しみつつ

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

花見を

今日は娘家族がやって来ましたので、府立植物園へお花見に出かけました。甲子園球場6個分の緑地の広さだといわれます。桜が満開です。 娘の夫Jayが「ここ」と選んだ花の下でお弁当を広げ、先ずは空腹を満たすことに専念。この最中、Lukasはベビーカーに座っ…

花時に

ブログを開設し10年を迎えることを、このところ意識しながら過ごしていた。 長く続けられたと思う。けれど、いったいいかほどの内容があるだろうか、ということを顧みている。 私は、私は、と主張しすぎていやしないか。 人にはそれぞれに自分の関心の世界が…

人間は素晴らしい

人間は素晴らしい。 この小さな身体のなかに、盛り上がる意欲が埋蔵されている。ためらいなどありはしない。誰の気を慮ることなく、あっちへこっちへ、ひとところにとどまらない身軽さで自信に満ちている。溝を前にしても突き進むから危険極まりなく、目は話…

「椿の花が赤い」

あでやかな大輪は枝先をしならせるほどの存在感で、下からのぞき込む花の中心部には縮れた細かな赤色の花弁が詰まっています。京都は椿園芸の発祥地として様々な品種を生み出してきたようです。これは「日光(じっこう)椿」という種類で、中心部が白いもの…

自分の目で見る

先日、チケットがあるからと友人に誘われ、ベトナム戦争の報道で知られた写真家・沢田教一(1936-70年)の回顧展を見に行った。 氏は70年に銃撃を受けて亡くなったが、11歳年上の妻のサタさん(92)は開幕日に青森県弘前市から駆け付け、夫の思い…

ゆったり豊かに光を浴びて

被っていた帽子を風に吹き上げられて、間一髪抑えました。飛んでいくのを阻止です。この風の勢い、多くの花粉が舞っていたことでしょうに、幸いアレルギーはありませんが、マスクを忘れて午後の小一時間を歩いてしまいました。 風に吹かれ、陽を浴びて、何の…

名にし負う

大坂で暮らす娘から京都での梅見はどこがいいかしらと問われ、梅だよりで満開だとあった城南宮を薦めてみました。京都南のインターを降りればすぐですから、家から3-40分で移動できそうです。第2出口からだと念を押し…。待ち合せない?という言葉はありませ…

苦しい言い訳

大阪に住む友人が、消しゴムハンコの会を立ち上げ、その代表役を勤めています。面白そうです。私があまりに熱心に聴いているからなのでしょう。毎回「ぜひどうぞ」と誘いのメールをいただきます。孫娘に声をかけて、一緒に行ってみようかなと思うことはあっ…

夢見力

佐伯チズさんが美容アドバイザーだと認識したのは、新聞での連載コラムが終わってからの事だった。コラムの内容は皆目記憶がない。ただ、一度だけ、「老春の夢グスリ」と題した見出しが目に留まった回があった。それが最終回だった。 ―もう何かにお金をかけ…

「おーい、カメさん」

21度を超える陽気に汗だくで歩いたかと思えば一転、昨日は雨降りで、家の中は一日中夕暮れ状態。今日はまたまた春めいた陽ざしに誘われるように薄着で外へ出てしまった。風が冷たくて、身震いしながらの散歩は早めに切り上げることにした。三寒四温の時季…

顔見世、2ヵ月連続で

2年前から耐震補強のために大規模な工事行われてきた南座ですが、今年十一月には再開場するという記事がひと月ほど前に新聞に掲載されました。 顔見世興行は11月から2ヵ月間連続で開催されるようですから、年末にとてもそんな余裕がないと見送っていた方にと…

軒ににほふ梅が枝

「梅は白き、うす紅梅。ひとへなるが疾く咲きたるも、かさなりたる紅梅の匂ひめでたきも、みなをかし」と、匂いを褒めて引き立てているのは兼好さん。(『徒然草』第139段) そして、「京極入道中納言は、一重梅をなん軒近く植ゑられたりける。京極の屋の南…

だれでも詩人に

気温も上がり、一日青空が広がりました。 窓をあければ 風がくる、風がくる、 光った風が吹いてくる。 「風」 新実南吉 春の訪れの気配を感じながら、素直にまっすぐに心に入ってきます。口ずさめる詩です。だから好きです。 「もう春かもしれない」 M.A も…