京の辻から

名残を惜しみ、余韻を楽しみつつ

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

安上がりな?豊かさ

布団着て寝たる姿や東山 服部嵐雪 前書きに「東山晩望」とあって、夕暮れ時の、京都の東に連なるなだらかな東山三十六峰の稜線が「まるで布団を着て寝ているかのようだ」と詠まれている。 東山三十六峰とは通説では比叡山を第一峰とし三十六峰目の稲荷山に続…

高校一年生に

孫娘は今日から高校1年生です。 0歳 2005年10月にオーストラリアで生まれました。 生後半年で初めて日本にやってきました。こちらで幼稚園にも通いました。3歳でのデビュー当日から、お弁当は完食の連続。小学校生活も聴講生として2回ほど体験しました。 オ…

春隣

雨、三日。そして一転、今日は春のような陽気になった。 ぱっかぽかの陽ざしが外に出よと降り注いでくる。東へ行くか西へ向かうかの違いくらいで、ほぼ歩くコースは決まっているが、少しばかり遠出した。 そうして塀越しに見上げたよそさんの早梅に、「春隣…

熱量に打たれ

昨日、今日と雨が降り続いた。『熱源』を読み終えて、その余韻のままに再度ページを繰り直しては思い巡らせた。樺太アイヌのヤヨマネクフ。サハリンに流刑となったポーランド人でロシア国籍のプロニスワフ。彼らを軸にしながら、多様な人間模様が世界の各地…

背中合わせ

今地元紙では昨年末の25日から今村翔吾氏による『茜唄』が始まっている。 二十余年の歳月を費やし「平家物語」を編み上げた「誰か」と、それを語り継ぐ役を引き受けた(らしい)「誰か」とが登場する序章。 次いで、各地で平家に立ち向かう乱が起きていた時…

ハンター・トンビ

肩が凝る? 頭が凝っているのかしら?? 連日朝から体がかたく首筋が詰まった苦しさがある。時間とともに徐々に和らいでいくが、寒さのせいかしらん? で、思った。せっかくある豊かな日差しを浴びようと。歩きに出たのはいつもより1時間ほど早かった。 これ…

待てば出会いが

3月下旬並みと気温が上がって、久しぶりに鴨川上流へと向かってウォーキングに出てみた。あてにしていた運動公園の駐車場が開いていたので利用することにした。もうここまで歩いてくる勇気はないので大助かりだ。 ランニングしている数人とすれ違うだけ。目…

冬芽のけなげさに

ウンベラタム(和名でオオアマナ)に小さな緑の発芽が見られ、喜ばせてもらった。 暗く凍てつくような土の中で、ちゃんと冬芽の準備を整える自然界の命のたくましさに、毎年のことながらやはり大きく感動させられる。 ほんのちょこっと顔を出し、この世の空…

難を転じる

豊かな実の房それぞれに紙袋をかぶせて大切にされた南天を、報恩講の時期になると仏さんにと上げてくださる。磨き上げた仏具の荘厳。松を真に立てた花瓶に、南天の赤い実がたわわだ。菊の花も色どりを添える。鏡餅がひときわ和やかに正月気分を浮き立たせて…

ちょっと修正

薄暗い、火の気のない早朝の本堂は、身がちぢみあがるほどの冷気に包まれている。 ロウソクを灯し線香をくゆらせた。お仏飯からゆげが立ち上がる。 だれ!? 秋だったら軽やかな虫の音があるのだけれど…。目? なんの気配? 幾代と続いた朝のお勤めだ。 薄化…

事もなく書を読む

分厚いツワブキの葉がすべてぺっちゃり、くたくたに萎れてしまっていた。そして霜柱が立った朝だった。 次第に日差しが出て、気づけば昨日のように強い風が窓ガラスをゆすることもなく、静かな日曜日。 雪でないなら行ってみたい所はあるのだが、「自粛」の…

啼いていた

外に出してあるバケツの水に氷が張り、道路の水たまりは凍っててかてか。強い風は冷たくって、寒かったこと。そんな中を物好きにも?日差しのあるうちにと小一時間歩きに出た。すれ違う物好きさん?はやっぱりいました。 アオサギがカウ カウ カウ(?)っと…

枯れても美しい

アジサイの花びらに筋(花脈と呼ぶらしい)が残って枯れている。 指先でぱりぱりと崩せるはかなさだが、こんなふうな軽みを持ち合わせたまま年齢を重ねていけたらいいものだな。枯れても美しく。 森羅万象の仏性に触れる、ということかも。この姿、形、色に…

心田を耕す

一年が良きことで満ちるよう願って交わす「おめでとうございます」ということば。 新年早々、験が悪いことをいうものではない。だから、どうぞどうぞ日々平穏に過ごせますよう…。 「ああ、たのしかったね」という言葉を置き土産にして、4歳児は兄と母親と一…