10代が面白い翻訳小説を選ぶ文学賞が創設された、そうですよ。
10代を主人公にした2024年刊行の翻訳小説を公募し、その中からノミネート7作が決まったという。
「10代がえらぶ海外文学大賞」の公式サイトから投票(★9/1~9/26まで)するそうです。1冊しか読んでなくても投票可能とのことですよ。

「本を読むということは必ずしも、わかるわからぬのことではない」と古井由吉さんは言われている。「読んでわかったつもりが読む面白さではない。読み暮れて、空手で戻っても、それでいいのだ。本も人の中で眠るうちに育つ」(『楽天の日々』)って。私などこの言葉にどれほど力づけられてきたことか。
子供だって若い人だって同じことでしょう。
「人生は一人に一つずつだけど、本を読んだら自分以外の人の人生が疑似体験できるでしょう。物語の本でもドキュメントでも、そうやって他人の人生を読んで経験することが、自分の人生の訓練になっていることがあるんじゃないかと思う」(『明日の子どもたち』有川浩)
「本を読むことは、他人の人生を生きることだ。誰かの人生を辿り、その心の中で生きてみること。違う世界を見る眼差し、違う人生を生きる魂を得ることができる」(『桜風堂夢ものがたり』 村山早紀)
他人の人生を生きながら、共感ばかりではなく、ときに辛く、醜い感情であっても、10代を生きる自分の日常を重ねられた時、言語や人種、文化の壁は消えて、作中の人物と生きた体験となるのだろう。自身の新しい一歩も、そこに始まるかもしれない。
自分が納得したことだけを根っこにして生きる若者が多いと聞くが、本を読むということで世界への扉を開いてみるのもよいのではない? 世界にはたくさんの言語がある。その数だけ文化もあるということで、実に多様な姿で、さまざまな考えをもち、人は生きている。
偏食せず、自分を太らせてみるのがいいと思う。個性も人格も、そうした過程を積んで形成されていくものではないのかな。
ぜひこの際これと思う一冊を選んでみるのはいかが? 子供さんにお孫さん、興味ないかしら…。

このティーンエイジャー(孫T)は、先週末朝5時前の電車に乗って友達とショーンクリフへ。オーストラリアではMullowayマルロウェィとか言うらしい、彼にとって過去最大の獲物を釣り上げて、7人ほどいた人たちから拍手喝采に気をよくして…。
ところで、彼は来月半ばに14歳の誕生日を迎える。読書してるんだろうか。